✈ 元CA採用担当 “夢先案内人” blog 12

既卒受験へのエール:新卒との違いと既卒のポイントを理解して準備を!!

元日系大手航空会社CA採用担当が伝えるエアライン就活ココだけの話

新卒がほぼ終了し、JAL・ANAといよいよ既卒受験の波がやってきましたね。

今回は新卒と既卒の違いをお伝えします。

まず、新卒というのは会社の事業計画に基づいて、路線計画・航空機展開等による必要人数+自然減(統計からみる退職数、定年退職数)で出される必要人数から募集人数が見いだされます。

新卒ですから入社日は翌年の4月以降、社会人としても新人ですから一から育てるといった育成の観点、伸びしろも考慮して合否の判断もなされます。

例えば英語のTOEICが600点に満たないが入社までに勉強してもらうという猶予を考慮する方がいる場合もあります。

でも、既卒は全く違います。

Hisilicon Balong

採用人数は新卒が訓練終了するまでの必要な人員数(急な路線増、機材展開、退職者数等を考慮しての人数)を現状補強として必要とする人数です。

ですから、そこには長い目で見る伸びしろという猶予は考慮されません。

即戦力としての要素が高く、かつ全く新たに知識を学ぶという吸収力が求められること、もしかしたら自分よりも若い人から教えてもらうという立場になるわけですから、そんな環境下でも真摯に学ぶことができる「素直で白いキャンパスにリセットできる」人物であることが求められます。

ただ、別の業種や社会人としての経験は幅や深みができてくるので人と成りの魅力も増してきますのでそこへの期待は大きいと思われます。

どんな仕事をしてきたのか、何故転職をしようと思っているのか、リベンジならどんな準備をしてきたのか等を聞くことで、この人はどんな働きをする人だろうかがわかり易く、欲しい人材像としての判断がし易いことも特徴です。

もう憧れの域の志望動機ではなく、どのようにCAという仕事を理解しているのか、働く視点での動機が明確に話せることは新卒以上に重要かと思われます。

挫折経験や自分の弱点についてもきちんと認識して、乗り越えるすべをも認識していること。

溌剌としていて素直で感じのいい人柄は大事な素養かと思います。

既卒の場合は仕事をしている方が多いと思いますが、仕事の疲れが表に出てしまうことのないように、気力を充実させなければなりませんね。

想いが充分に伝わるように、今までの自分の頑張りに自信をもって、素直に明るく素敵な笑顔で挑んでくださいね!!