✈ 元CA採用担当 “夢先案内人” blog 13

既卒受験へのエール: その期待度を知っておこう、、、、自信をもって素直に自分らしく!!

元日系大手航空会社CA採用担当が伝えるエアライン就活ココだけの話

JALの既卒試験も終盤に、そしてANAの既卒が始まりましたね。

前回は新卒と既卒の見られ方の特徴等をお伝えしましたが、今回は既卒受験者に期待する現職との関わりでの強みや留意点を記してみます。

知人から、

「JALの2次試験を通過するのは難しい!」

「どんなところをみているのでしょう?」

「JALは落ち着いた人が好みとのことは本当ですか?」

との質問がありました。

確かに会社によって特徴というのを感じることはありますが、既卒受験者への求められるものには大きな違いはないと思っています。

ただ、どこが違うかというと 今、その会社が目指している方向性にマッチしている方かという点を知っておく必要はあるのでは、、、、と感じます。

でも、既卒への期待度は新卒とはちがったものがあります。

色んな職業で働いている方達ですので、それぞれが社会に出て経験を積んでいるキャリアは魅力です。

例えば、

看護師

・・・・なんといっても保安要員としての日常に起こりうる救急看護という点では心強いばかりです。お客様の様子を見るという点でもバイタルサインなどの感じ方がプロですからね。

そんなキャッチ力にホスピタリティマインドが加味されるのですから。シフト深夜勤務をこなし、安全意識、イザというときの度胸等々とプロ意識は半端じゃないと期待します。

グランドスタッフ

・・・飛行機に乗る前と後のお客様の対応を一手に引き受ける経験はお客様の要望や安全確認など航空機に乗せる前に不安全要因を未然に防ぐという点にエアラインとしての使命をしっかりと持っていて、しかも航空会社の品質の評価とされる定時性に意識した業務の手際のいいこなし経験は素晴らしいです。

特に機内でのトラブルで解決できなかったことを対応するといった何かがあったときのお客様対応の知識の頼りになります。

CAは「詳しいことは地上係員がご案内します」とお客様を降機案内するまでですが、アブノーマル、悪天候等時の対応の航空機を降りた後のお客様対応の経験は、もっと機内でCAサイドで出来ることはないかなどのよりお客様のためにできることはないかを見出すことのできる頼りがいのある経験の持ち主でもありますね。

他社のCA

言うまでもなく、CAの基本を経験済みで何か起こった場合の判断力やCAの業務の特殊性を理解できるという点では更なる品質のいい対応や気付きが期待できます。

ただ、他社ですから受験会社とは違うので、基本はいままでの会社のやり方や自分なりの解釈の勝手な判断での行動・対処はご法度です。他社CAの場合は経験者という点での優位な面はあるものの、いままでの経験を無にして真っ白なキャンパスになるだけの度量と素直さ勇気があるかが大事になってきます。

新たな気持ちで年齢関係なく素直に一から教えを学ぶことができる人材であることをよく吟味されることを知っておくほうがいいです。働き方、どんなCAとして成長し貢献していきたいのか等々の本質をしっかりと見られるので更なるキャリアアップとしての受験であることの自分の軸をしっかりと語ることができるように、そして素直であることが伝わるような気持の持ち方が大切ですよ。

旅行会社

旅行での航空機利用のお客様の流れをよく把握されているので、いままでプランでのご案内が実際にはどんな感じてお過ごしなのかを直にみてその利用の期待に応えることができる等、ある意味お客様視点の期待が理解できる仕事の経験はお客様とのスポットカンバセーションに深みを持たせることができ機内だけでなく現地ではどのような過ごし方をしていらしたのの想像できお客様との対話の品質向上に期待できます。

国ごとの入国審査、国の特徴なども熟知したCAは頼もしいです。

ホテル

「NOと言わないサービス」何が出来るかを考え、多様なお客様の対応の経験者。

クレーム、サービス、保安、コンプライアンス等々はじめ、アピアランスの徹底さも気品とプロ意識を感じさせるホテリアの経験は頼もしいですね。

不規則な勤務も経験し、真のホスピタリティーを常に追及する姿がそのまま飛行機に、、、、頼り甲斐のある創意力に期待できますね。

と、、、、まだまだ色んな職種の経験者が受験する既卒。

私のCA時代の友人には金融から、商社から、教師から、音楽家から、自衛隊から、、、、等々色々な職業経験者がおりました。そしてそれぞれに経験を活かした素敵なCAとして活躍していました。

既卒受験者にエールです。

「なりたいと思い続け、その軸をブラさずに努力すれば絶対になれます!!」

エアライン業界ではどの業種でも“求められる人物像”は共通しています。

「人に歓ばれて感謝されることに遣り甲斐を感じ、自分の歓びに感じることが出来る人」です。

今後は仕事の遣り甲斐や女性が活躍できる仕事としてのエアライン業界で働くことの楽しみを経験談も交えてお伝えしますね。