✈ 元CA採用担当 “夢先案内人” blog 23
~エントリー頑張って!&エアライン就活都市伝説には振り回されないでⅡ!!!
元日系大手航空会社CA採用担当が伝えるエアライン就活ココだけの話ブログ
3月にはいり、一斉に各社エントリーはスタートしましたね。
今年の特徴は一昨年よりもWEB化が進んでいること、また動画によるエントリーを起用する会社が増えていること。
以前から外資系エアラインやマスコミ、商社、IT業界等々では起用されていましたが、今年はANAが起用しましたね。
特に動画によるエントリーとなると本気度度合いを入口で見ることが出来るので、記念受験とかとりあえずエントリーといった安易な動機での受験者は減るでしょうし、面接に移行する前段階で印象をみることができるので採用する側は絞り易くなることと思われます。
逆にいうと、受験するみなさんにとっては大変でもあり、チャンスでもありますね。
大変!!
・ええーーー!面倒くさいな。
・うまくいかないし、どんなことを言ったらいいのかわからないし、、、、
・どのくらいの時間を使っていいのか、面接のような感じでってよくわからない、、、
ラッキー!!
・絶対になりたいのできちんと対応できることを示すぞ!
・会ってももらえず、書類だけで選考されてしまうのは納得いかないし、動画で自分をみてもらえるのは頑張りがいがある!!
・文章では書き切れない自分をしっかり伝えることができるので、がんばろう!
等々・・
捉え方によってはっきり本気度や熱意が分かれますね。
企業はそこをみています。
上手に話せなくても、立派なことをいえなくても心配することなく、自分らしさを素直に表現することで「人となり」をみてもらえるいいチャンスです。
ワザとらしく違和感を感じさせることの無いよう、文章の丸覚えではなく、自然体できちんとした言葉遣いと笑顔で、明るく元気よく若々しさを発揮して挑んでくださいね。
さて、前回の続きです。
●都市伝説4.
シャツの第一ボタンはしなければ落とされる!?
インナーはシャツデザインのほういい!?
新卒はカットソーは好まれない?!
A ➡ シャツやカットソーのどちらがいいか、などは “似合っている方” で問題なく、大事なのはきちんと着用しているか、清潔感があるかです。
第一ボタンをはずしていてだらしなく見える襟のデザインであれば留める。
シャツデザインでもオープンカラーのデザインや薄い色のついたものもありますが、顔が明るく見えるものの着用でも問題はないと思います。
シャツかカットソーかは髪型にもよりますのでスッキリと清潔感を感じさせるほうで全く問題ありません。
ただ、髪型は顔をきちんと出して、前髪が目にかかるとかお辞儀の度に落ちて来て髪を触ることのないように、すっきりと耳にかける。
シニオンである必要はありません。
ショートでもハーフアップでもポニーテールでも似合う髪型で臨んでくださいね。
●都市伝説5.
語学はあまりみて関係ない(600点なくても大丈夫)?!
600点~700点はほとんどが持っているので800点くらいでなければNG?!
A ➡ 語学は大事です。
TOEICでのカウントでなくとも、低くても限りなく600点(指定の数値に)に近いレベルであるほうが心配ありませんね。
「見ていない」ではなく、「ある程度はできることが前提」であるということです。
入社までの期間や訓練等の時間や機会もあるので、600点に達していなくても数値だけをみることなく、人柄の良さや勤勉さの信頼を感じる伸びしろが期待できる方、他の語学が出来るなど判断は一定ではありません。
ただ、仕事の環境が英語が必須の国際線を主体とする職種では、英語が出来なければ訓練や仕事に支障が生じるでしょうから甘く考えるのは甘い!といえますよ。
TOEICの点数が高い方が支障なく英語によるコミュニケーションが取れるという点ではその分の苦労は少なくていいかと思いますが、ペラペラで高い点数でもそこだけでは判断しないのがエアライン業界かと思います。
人柄がよくてお客様に歓んでいただけることを自分の歓びと感じることのできるホスピタリティーマインドのある方でなければ務まらないを探しているのですから。
引き続きみなさんからの質問やこれはどうなのだろう、との疑問がありましたらお寄せください。
ご質問にお応えするようにしたいと思います!