✈ 元CA採用担当 “夢先案内人” BLOG 002

採用再開!既卒試験で見られるポイントは?

元日系大手航空会社CA採用担当が伝えるエアライン就活ココだけの話ブログ

3月1日に一斉に採用活動の正式な発表がありましたね。

待ちに待ったJALCAの募集は新卒として、21卒、22卒、23卒を対象としたもので、JAL採用がコロナにより中止となった21年卒の方も含めた救済措置というとても寛大で嬉しいチャンスを与えてくれたものと思います。

21卒のかたはすでに方向転換して、他の業界への就職をされている方が、22卒のかたも大半はどこかの内定をお持ちのかたが多いのではと思います。

23新卒とはまた違った思いでスタートラインの立っていることと思います。

待ちに待ったという中、ここに来て、急に「何をしたらいいのか?エアライン目指して就活してから時間もたっているので、これでいいのか?」「なりた過ぎてどうこれを表現したらしいのかわからない!」といった声を聴きます。

そんな嬉しさの中にも不安を抱いている方へのアドバイスをしたいとおもいます。。

まず、自分と対峙してみてください。

素直に正直な自分を洗い出すことで心の整理が出来ると思います。

① CAになりたいという想いはどこからくるのか?

② 自分が思う自分のCAに向いているというところは何か?

③ CAを目指すという志をもって何か自分の強みとなることを実践してきたか?

④ 英語は?募集要件をクリアすることに努めたか?

そして、学生時代まで遡って振り返ってみてください。

今まで過ごしてきた自分の頑張ってきたことや、CAになって、こんなことを実現してみたい!という働く自分の姿をイメージしてください。

イメージが浮かびましたか?

その姿や経験(エピソード)を自分の強みとしてしっかりと受け止め、そこまでに勉強してきたこと、準備してきたことに自信をもってください。

他の業界の採用試験を受けて内定をもらったこと、社会人となってドギマギしながら学生との違いを実感して社会を見ていることすべてが、貴方の魅力です。

●ちゃんと頑張ってやって来たなと思う方は、今の航空業界やAFTコロナ/WITHコロナの中で求められるCAへの期待と照らしてみて適応する自分を志望動に組み入れることの準備をしてください。

会社のSDGSの取組みやコロナ禍でCAはどのようなことをやって来たかの企業研究、職種研究に取り組んで見てください。

会社のHPやプレスリリースを確認することで最新企業情報を知ることができます。

●ここをもっとやっておけばよかったと思う方は、その部分に今からでも取り組んでください。

気持ちの面は「気の持ちよう」ですから、今までの自分を認めることです。

人と比較しないで、自分らしさが必ずあるので、そこを見つけてそこに自信を持ってください。その個性は貴方にしかない貴重なものですよ。

特に英語が心配な方、3月のTOEIC試験受けてください。4月の試験もギリギリに結果が間に合うかもしれません。絶対に600点とるといった意気込み、それに向けての勉強する取組みが大事なんですよね。頑張ってください。

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ここでいくつか、質問や相談がありましたのでお答えしたいと思います。

1. 英語のTOEIC点数が600点ないのですが、受験することは可能でしょうか?

→もちろん可能です

英語の点数だけで判断することはなく、500点台で少し点数がたりないという方もESが通過できます。英語を使う環境にあって資格を持っていないという方もおりますし、新卒は入社(2023年4月以降)までに勉強し600点をクリア出来そうだと見なされたかたは通過出来る場合もあります。

でも、知ってる方に点数低くても合格したといった情報で「大丈夫だ」とは思わないことです。

大事なことは英語以外にもっている魅力や経験、人柄です。

2. 志望動機に地域活性化を実現するためにCAとして活躍したいということを書くのはだめでしょうか?

→いいえ、とてもいい発想だと思います。

今後CAが果たす役割としてフライトだけではなく、地方活性化と企業広報を兼ねた出向という活躍の場が広がる方向性を打ち出しています。

その思いをどのように実現し、自分はどのようなことをしてみたいと思うのかを書いてみてください。

その思いが伝わるとあなたの高いポテンシャルは必ず評価されるとおもいます。

3.ESは全部読まれているのでしょうか?

→もちろんです。

まずはES通過という登竜門を通過しなければ面接に進めないので、読む側が読みやすく、結論から書くことに留意してください。

ESにも相手の立場を考えるといった考慮がされる方かをみることが出来るんですよ。

また、ギリギリに提出よりも余裕をもって早い段階で提出することをおすすめします。

早くに提出された分から目を通し始めますので、よく読んでもらえますよ。

4.面接では何をみられているのでしょうか?

5.合格される方の共通点は何?

6.不合格になる方ってどんな方ですか?

・・と核心に近づく質問も増えてきました。

この続きは次回にお伝えします。

■読者の方からいただいた質問

(2022年3月30日追記UP)

Q

採用担当ブログをいつも拝読させていただき、大変勉強させて頂いております。

質問なのですが、グループ会社の併願は採用には不利なのでしょうか?

と言いますのも、例えばJALの客室乗務員とJALスカイのグランドスタッフ職の両方の選考が進んで、内定がどちらとも出るというタイミングで、情報のすり合わせが行われ、内定をどちらかに採用側で絞るようなことはあるのでしょうか?

沢山の受験生が気にかけていることですので、是非記事にして頂きたいと思います。

A.

ご質問メッセージありがとございます!

グループ会社の併願は採用に不利とはなりません。

募集要項の中に、併願不可と書かれている場合は選択の必要がありますが、会社間での制約やすり合わせ、干渉等はありません。

安心して自分らしさや何故その職につきたいのかを自分の中でしっかりもって、臨んでください。

併願が不可というのは例えば、JALスカイサービスでグローバルコースかメインコースかについての併願は不可とあるように、

同じ部署でコース別のものについてはその旨の指定があります。